自己紹介ブログ Vol.4
マーケティングディレクター
帆士 敏博
Toshihiro Hoshi
1. 現在の担当業務と役割
私が担当しているのは、日本市場のマーケティング全般です。役割は大きく2つに分けられます。
① Kongブランドをより知ってもらう
Kongという名前が、もっと多くのステークホルダー(主にエンドユーザ企業やインテグレーターなど)の耳に届くようにすること。APIマネジメントプラットフォームというカテゴリ自体、日本ではまだあまり認知されていないので、その知名度を上げるのも私のミッションです。単に「Kong! Kong!」と叫んでも覚えてもらえません(笑)。大切なのは、「〇〇ができるKong」と認識してもらうことです。APIファースト(API設計を最優先にする開発)というKongのビジョン、そしてそれがどうデジタル化の課題を解決するかを丁寧に伝えていくことで、「APIマネジメントならKongだよね!」と自然に思ってもらえるようにしています。
②2つ目は、案件が生まれる仕組みづくり
B2Bマーケティングの世界では、「ディマンドジェネレーション」という呼ばれるものです。簡単に言うと、マーケティング、セールス、カスタマーサクセスがまるでバトンリレーのように協力し合い、案件を生み出すチームワークを築いていくことです。
その中でも特に楽しく、やりがいを感じるのがコンテンツ作り。ここでは、クリエイティビティが重要で、エンジニアやプリセールス、ポストセールスの方々からさまざまなアイデアをもらい、それを元にどう魅力的なコンテンツを作るかが勝負です。コンテンツを通じて、受け取る方にわかりやすく、ロジカルかつ感情的に伝えることが大切で、ここにこそ腕の見せ所があります。
具体的には、スポンサーイベントへの参加、オウンドメディアのSEO対策、デジタル広告、ウェビナーやイベントの企画・運営、SNS活用など、さまざまな施策を使ってリードを獲得。その後、インサイドセールスやハイタッチセールスにバトンタッチして、ユーザー企業との繋がりを深め、効率的なパイプラインを構築します。最終的には、売上アップに繋がるように全員で目標を追い続けます。
2. 入社のきっかけとKong を選んだ理由
私が、Kongに入社を決めた理由は、3つあります。
①チーム一丸となって、新しい市場を立ち上げていくお祭り感
「チームで市場を立ち上げるワクワク感」が一番の決め手でした。日本市場でKongという新しいブランドを広めていくというのは、道のりは長く簡単ではないけれど、だからこそ「やってみたい!」と思いました。スタートアップで、みんなで一緒にゼロから市場を作っていこうという熱量が高く、何かお祭り感的なものを感じました。「そんな楽しそうなお祭りなら参加しない手はないなと(笑)。」特に、インタビューで会話した有泉さんや鶴原さんの仕事感や人柄に強く共感して、Kongで一緒に働きたいと思いました。APIファーストというビジョンを日本の企業に浸透させるのは簡単なことではありませんが、それを成し遂げたときの達成感や成長を実感できる仕事だと思い入社を決めました。
② KongとJapan Cloudとのジョイントベンチャーによる日本市場へのコミット
「Japan Cloud社とのジョイントベンチャー」も大きなポイントでした。私は外資系IT企業に20年以上勤めてきましたが、KongとJapan Cloudが組むことによって日本市場にしっかりコミットしていることに驚き、とても魅力を感じました。Kong本社の経営陣に海外市場と日本市場の違いを理解してもらい(外資系だとここが本当に大変だし、肝となる部分だと感じてます)、経営陣と密に連携しながら日本市場を作っていく体制が整っていて、じっくり腰を据えて取り組めると感じました。この体制で、自分も成長しながら、チームにも、ユーザ企業にも貢献できると感じました。
③社会的意義の高さとその実感
Kongが提供するAPIマネジメントプラットフォームは、デジタル化が進む社会の基盤を支える重要なインフラです。Kongの技術は、多くの人々が日常的に利用するサービスを陰で支える黒子的な存在でありますが、その重要性は今後ますます増していきます。自分の仕事が、家族や友人、仕事の関係者の日常生活に貢献していると感じることは、とても大きな意味があります。知人がスマホのアプリを使っている時に、「あっ、そのサービスってKongが裏で支えているんだよなー。」と感じられると嬉しいですよね?どんな形であれ、社会に役立っている実感を持つことができるのは、自分の仕事を誇らしく思えるし、働く上での大きなモチベーションになると感じています。
3. 仕事のやりがいと挑戦
Kong社と個人の両面からお伝えしたいと思います。
まず、Kongという会社において、、、
Kongはまだ多くの人に知られていない企業です。そのため、Kongを広めていくためのマーケティングは非常に重要で、その責任は時に大きなプレッシャーになります。しかし、そのプレッシャーを乗り越えたときに感じる達成感や成長こそが、最も大きなやりがいとなっています。
現在、日本法人のチームは約10名程度で、役割も多岐にわたります。時には、『自分の得意でないこと』や『やりたくないこと』もありますが、それを「自分がやらなきゃ!」と思いながら仕事を進めるのは、大変でありながらも楽しい経験となっています。チーム全員と協力しながらスピーディーに仕事を進めるのは簡単ではありませんが、その過程自体が楽しく、やりがいを感じるポイントでもあります。
また、立ち上げ時期は特に社内だけでなく、社外のマーケティングのお手伝いをしていただくエージェンシーの方々や新しい仲間を見つけては、協力をお願いし、意気投合して一緒に進んでいく。こうした挑戦を楽しみながらも、時には「本当にこれでうまくいくのか?」と不安になることもありますが、とにかく前に進めることに楽しみを感じています。
個人的な挑戦についても、触れさせてください。
私自身、長年オンプレミスのインフラ分野で仕事をしてきたため、クラウドネイティブな技術領域は、ほぼ未経験の状態からのスタートでした。
クラウドネイティブ、コンテナ、Kubernetes、CI/CDパイプライン、IaC、マイクロサービスアーキテクチャ、サービスメッシュ、オブザーバビリティ、SRE、プラットフォームエンジニアリングなど、最新のテクノロジー用語を理解するだけでも大変で、毎日試行錯誤の連続です(汗)。
また、伝える相手はエンジニアだけではなく、CレベルやLOBといったビジネスサイドの人々にも、難しい専門用語を極力使わずにその価値を伝えなければならないため、そのバランスを取るのは本当に大変です。でも、それでも伝え方を考え抜き、戦略を立て、少しずつ実行していくプロセスが面白く、日々自分を成長させていると感じます。うまくいかなかったことに対しては原因を追求し、次にどうすれば改善できるかを考える。これが、新しい領域に挑戦している証でもあり、私の成長に繋がっていると感じてます。どんなに大変なことがあっても、それを乗り越えることで得られる達成感や成長は、何ものにも代えがたいものですね。
4. 職場の雰囲気やチームの特徴
入社してまだそんなに時間は経っていませんが、職場の雰囲気は本当に良いです(本当ですw)。チームメンバーのバックグラウンドやキャリアは、ばらばら。ビジネスアプリケーション、インフラ、内資インテグレータ、エンタープライズセールス、OSSに詳しいエンジニアなど、さまざまですが、みんなモチベーションが高くて、毎日刺激を受けています。
同年代のメンバーが多く、プライベートな会話もとても盛り上がっています。美味しかったスイーツの話、子育ての悩み、ペットの自慢大会、趣味のサウナ、さらにダイエット成功談やなんとかしたい老眼対策(笑)など、休日の過ごし方も含めて、お茶をしながらたくさん話しています。仕事の話だけでなく、こうしたプライベートの話で盛り上がるのも、とても大切だと思ってます。
日本のチームは全員が有泉さんにダイレクトレポートしているので、組織としてもまとまりやすいです。外資系だと、役割ごとに海の向こうの上司にレポートしていたことも多いのですが、そうなると日本法人として一体感を保つのが難しくなることも経験してきました。でも、Kongの日本法人では、組織の仕組みも、人間関係も、両方が整っていて、働きやすい環境だと感じています。
5. 今後の目標や展望
個人的には、目の前の仕事と目の前の人に、できるだけ逃げずに(笑)しっかり向き合うことを大切にしているので、あまり先のことを考えるタイプではないのですが。。強いて言うなら、3年後には「APIマネジメントプラットフォームといえばKong」と言ってもらえるような状態を作りたいと思っています。
それに必要なリソースは十分に整っていると感じています。目指すビジョン、競争力のあるプロダクト、Kongを必要とするユーザー企業やサービス、共に力を合わせて進めるチーム、そしてマーケティング予算もたくさん割り当ていただいていますし(笑)。
3年後に振り返ったとき、マーケットの拡大を実感し、個人としてもチームとしても成長できたこと、パートナーやユーザへ貢献できたこと、そしてKongが目指す世界観を実現できたと、力まずに素直に心からそう言える状態にしたいと思っています。