Kongは、東京リージョンを含むAWS上で、フルマネージド型のAPI Gatewayを「Kong Konnect Unified API Platform」として提供開始
Kong Konnectの新機能『Cloud Gateway』は、「Kong Konnect Unified API Platform」上でワンクリックで利用可能で、最も高性能、高可用性、ダウンタイムゼロのSaaS型のAPI Gatewayをユーザーに提供します。
APIマネジメントプラットフォームのリーディング企業であるKong Inc.は、Amazon Web Services(AWS)上で、Kong Konnect 『Cloud Gateway』の商用提供を発表しました。本リリースは、同社の統合APIプラットフォームであるKong Konnect上で独占的に利用でき、グローバルなAPIマネジメントのシンプルさにおける新たな基準を意味します。本機能は、ダウンタイムなしでアップグレードが可能で、ワンクリックでの展開、柔軟なスケーラビリティを兼ね備えています。さらに、『Cloud Gateway』では、マルチクラウド、マルチリージョンの分散型APIマネジメントインフラストラクチャを、エッジまたは内部で専用のクラウドリソースを使用して簡単に構築することができます。プライベートネットワーキングをサポートしており、クラウド内でのセキュアな接続を強化します。エンジニアにとっては、サーバーレス環境を彷彿とさせる、顧客専用インフラストラクチャのような体験となるでしょう。
Kong Inc.のCTO 兼 共同創設者である Marco Palladinoは次のように述べています。
「本日、Kongは、APIマネジメントを完全に簡素化するワンクリックのデプロイメントを特徴とする最速のAPIインフラストラクチャを提供します。これはゲームチェンジャーです。モダンでパフォーマンスと拡張性に優れたAPIテクノロジーと、自動スケーリングやダウンタイムなしのアップグレードといった使いやすさの両立を実現しました。これはまさに業界全体を見てもユニークなサービスであり、私たちのお客様は、製品のアジリティ、運用速度、コスト効率のパラダイムシフトをご体感いただくことができるでしょう。」
最も定評のあるOSS API Gatewayとして広く認知されているKong Gatewayがプラットフォームの中核を成しています。本リリースにより、均一なパフォーマンスでAPIをシームレスに管理でき、Kong Gatewayの豊富なプラグインライブラリやカスタムプラグインがさらに容易に使用できるようになります。また、Gateway Manager、Mesh Manager、Service Hub、Developer Portal、API Analyticsを含む、Kong KonnectのフルライフサイクルAPIマネジメント機能一式や、モダンなプラットフォームチームのための大規模な連携ガバナンスを可能にするKong Konnectの製品群を利用することができます。
Kong Konnect『Cloud Gateway』の主な特徴は以下の通りです。
- マルチクラウド、マルチリージョン展開:
ワンクリックで複数のクラウドやリージョンにAPI Gatewayインフラストラクチャを展開可能です。同時に、Kong Konnectにより、プロビジョニング、アップグレード、スケーリングが合理化されます。今回のリリースにより、AWSにおいては東京を含む9つのリージョンでサポート、対応リージョンと対応クラウドプロバイダーは今後数ヶ月でさらに拡大する予定です。 - エッジと内部API:
外部APIおよび内部APIの両方のユースケースで、エッジで実行されているか内部で実行されているかを問わず、APIへのアクセス方法に関するきめ細かな設定とセキュリティが提供されます。 - オートパイロットモード:
APIインフラストラクチャへのトラフィックに基づいて、ハンズフリーの自動スケーリングデプロイメントを実現します。 - カスタムモード:
きめ細かさとコスト予測可能性を高めるために、リージョンごとに特定のリソースとインスタンスタイプを選択できます。 - AWS Transit Gatewayによるプライベートネットワーキング:
APIインフラストラクチャを自社アカウント内で実行するのと同じようにセキュアに利用できます。異なるクラウド環境に接続して統合するオプションを選択できます。 - スマートなグローバルDNS:
グローバルに分散されたエッジDNSとネイティブのマルチリージョンフェイルオーバーにより、レイテンシーとリアルタイムのパフォーマンスに基づいてAPIリクエストルーティングを最適化し、複数のクラウドやリージョンに効率的に接続します。 - シームレスな統合とアップグレード:
ダウンタイムなしでインフラストラクチャをアップグレードするため、Day-2運用は非常にシンプルです。 - 専用インフラ:
SaaSサービスの使いやすさはそのままに、最大限のパフォーマンスと区分で、機密性高くAPIインフラストラクチャを運用できます。 - クラウドとハイブリッドのミックス&マッチ展開:
Cloud GatewayとHybrid Gatewayの両方を展開し、全く同じサーフェスエリア(管理者API)とガバナンス機能でミックス&マッチすることで、プラットフォームチームにかつてないアーキテクチャの柔軟性と俊敏性を提供します。
Cloud Gatewayは、まずはAWSにおいて東京を含む9つのリージョンで利用可能となります。Microsoft Azureへの拡大展開は今後数ヶ月以内に発表予定、Google Cloudへの拡大展開は2024年末までに利用可能となる予定です。ユーザーは、Kong Connectのコントロールパネル上に複数のクラスターを展開し、スケーラビリティと柔軟性で多様なニーズに対応できるようになります。
Kong Konnectの『Cloud Gateway』の詳細とAPIマネジメントプラットフォームの未来については、こちらをご覧ください。さらに詳しく知りたい方は、近日開催予定のウェビナー「Global API Infrastructure the Fast and Easy Way」にご登録ください。
※本リリースの原文はこちらをご参照ください。
Kong(コング)について
APIマネジメントプラットフォームのリーディング企業であるKongは、世界中の企業が「APIファースト」企業になることを使命としています。世界で最も採用されているAPIゲートウェイ上に構築されたKongの統合クラウドAPIプラットフォームは、APIの構築・運用・管理のライフサイクル全体を一気通貫で提供することで開発者の生産性を高めると同時に、高速かつセキュアで拡張性のある製品とサービスにより、ビジネスのデジタル体験を向上させ、イノベーションを加速します。詳細はウェブ、SNSをご覧ください。
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